活動内容

【平成29年~令和2年度の活動】

大人の発達障害を持つ人のセルフヘルプグループ(自助グループ)の運営と、個別相談を行っております。


【大人の発達障害を持つ人の生きにくさ】

「発達障害」は医学的には脳機能の障害です。

発達障害の方は、円滑に「コミュニケーション」をとったり、「ミス・抜け漏れ」なく作業をしたりすることに、他の人よりも難しさを感じています。

発達障害の方は、自助努力が足りないわけではなく、むしろ「真面目で」「表裏がない」性格です。

しかし、結果が伴わないため「努力が足りない」「怠け癖がある」などと勘違いされやすく、常に社会の中で生きにくさを抱えています。


【自死遺族・うつ、生きにくさを持つ人の
支援として】

発達障害を持つ人(ASD〉自閉症スペクトラムの成人の37%に、うつ病が認められると言われています。

国内でも、高機能自閉症スペクトラムの11%に、うつ病性障害を認め、年齢が高くなることや、アスペルガー障害であることが、うつ病の頻度を高めるとの報告があります。


また、アスペルガー障害や、広汎性発達障害の重症度が軽いものほど、不安障害を併発する頻度が高いと言われています。


当法人は、うつ病が自殺の大きな要因であることを鑑み、大人の発達障害を持つ人を支援して行きます。



・HSPとは、生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」という意味で、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」と呼び頭文字をとって「HSP(エイチ・エス・ピー」と呼ばれています。


HSPは環境や性格などの後天的なものではなく、先天的な気質、即生まれ持った性質であることがわかっています。


HSPは、統計的には人口の15%~20%。5人に1人があてはまる『性質』であり、稀ではありませんが、裏を返せば、約8割の人はこの性質にはあてはまらないのです。


その為、HPSの特性は、他の人の共感を得ることが難しく、HPSでない人たちとの差に自己嫌悪を感じることや、まわりに合わせようと無理をして、生きづらさを感じやすくなる性質といえます。